前回購入したNH-U12AというCPUクーラーですが、とてもイイモノでした。
音は静かですし、よく冷える。ところがある日気付いてしまった。
CPUクーラーにもファンにも問題はないけど、でも問題点はあったのです。
黒い砂漠はCPUもGPUも全然使わないので、今回は出てきません。
ワールドボスでも40度超えない。まったく問題無し。
問題が起きたのはこちら、FoundationというPCゲーム。(黒い砂漠も同時に動いてますが)
CPU温度がMAX51度、こちらはまぁ別に何も問題ないんですよ。
やべーなと思ったのは下のほう、GPU温度が83度になっちゃってるとこ。
これ今はまだ寒い時期だからいいけど、夏場は絶対ダメだ。
ということで、ファンの入れ替えに着手です。
いやまぁほんとは内部のファンの位置と回転数変えるだけで対処可能なんですけどね。
でも何かしら理由つけてリアファン交換したかったんですよ、ハイ。
買ってきたのはサイズのワンダースネイルってゆーファンです。
こちらは1800RPMなタイプで、お値段は1個1200円くらい。
相変わらずサイズさんのファンはお安くて素晴らしい。
上のが今回買った子で、下側のが前から持ってる子です。
わざわざ同じ会社のモノを買い換える理由は何よって話を少し。
新しいワンダースネイルさんは、静圧向けと言われてます。
狭いとこに空気を送るのが得意な子で、窒息系ケースのフロントやCPUファン向け。
持ってたカゼフレックスさんは風量タイプで、メッシュ系ケースやリアファンとか向け。
あと一番の大きな違いは消費電力。
1200回転同士での、公式発表されてる消費電力を比較するとこうなります。
カゼフレックス1200RPMが0.13Aは1.56W
ワンダースネイル1200RPMが0.06Aで0.72W
カゼフレックス1個=ワンダースネイル2個くらいな消費電力の差があります。
そこで、ワンダースネイル2個にして、ちょっと回転数下げて設置しようと思いました。
こうすれば、より静かで、より省電力で、より冷えるんじゃなかろうか、と。
それはさておき、NF-A12x25とWONDER SNAILの比較。
見た目はこんな感じ、ファンの向きが逆についてます。
実際に回転が逆らしいので、人によっては大好きな二重反転とか出来そう。
両方を1000RPMくらいで回転させた時の体感比較について。
やっぱNF-A12x25の方が静か。手に持つくらいの距離だと、多少の音の差ありますね。
風量は手をかざしてみた感じだと、全然差がわかんなかった。
どちらのファンも550RPM~750RPMで運用する予定です。
この回転数だと、ケース内からの音はどっちも全く聞こえません。
なのでワンダースネイルさんで完全に事足りてる。
Noctuaさんの方が性能上なのは間違いないけど、やっぱこの子は趣味の一品。
実際の性能とかコスパ考えたら、カゼフレックスorワンダースネイルで十分だと思います。
さて、こちらが実際に設置しましたの図。
右がフロントで左がリア側、この3箇所にNF-A12x25を配置。
そして3分岐のケーブルで繋いで、回転数を同期させました。
左下のはいつぞや購入したNF-A9です。
GPUの冷却を兼ねてその場所へお試し配置。
刀3のCPUファンをNoctua NF-A9-PWMに換装したらCPU温度少し下がった
そして購入したワンダースネイル2個で、NH-U12AなCPUクーラーを挟みました。
こちらは2分岐ケーブルで、やはり回転数を同期させてあります。
基本(アイドル時)は全ファンが回転数20%(550RPM)で統一されてます。
そんでCPUが35度を超えるとNF-A12x25が40%(700RPM)まで回転数上昇。
CPUが40~45度で、ワンダースネイルの回転数も上昇させる設定。
ケースファンの回転を先に上げることで、GPUも冷やそうって魂胆です。
ちなみに20%とか40%ってのは投入電力の量なのかな?
2000RPMの20%は400RPM、かと思ってたけど、そうなってない不思議。
もし電力量だと仮定すると、最終的な私のPCでのファンの消費電力はこんな感じ。
【アイドル時】20%稼動
NF-A12x25 ×3個 1.68W*0.2*3 =1.008W
WONDER SNAIL ×2個 1.5W*0.2*2 =0.6W
NF-A9 PWM ×1個 1.2W*0.2*1 =0.24W
つまり、計算上はファン6個の合計で1.848Wとなります。
PCフル稼働時でこの倍くらいなので4W弱ってとこですね。
机上の空論ですし、正しいかも謎です。詳しいことは専門の人にでも聞いてください。
余談ですが、NF-A12x25で800RPM回転(50%)の実測数値が0.18Wとのこと。
MAX回転が2090RPMで1.31Wとからしいです。
固体差もあるのでしょうが、公称値より実際の消費電力は少なめぽい。(勿論例外も有る)
この時点で一旦PCを起動して、各種ゲームその他起動して温度チェック。
まずCPUですが、今まではNF-A12x25が1個(800RPM弱)で冷やしてMAX50度とかでした。
それがワンダースネイル2個(676RPM)でMAX43度だった。
やっぱ2個だと冷える。当たり前だけど。
そしてこの程度の回転数なら、やはり音は一切聞こえません。
目論見どおりです、ばっちり。
で、問題のGPUの方ですがMAX66度まで下がりました。
1時間くらい様子見てましたが80度とかは行かなくなった。
でも個人的にはまだ温度高いと思う。そこで、内部のファンの位置をあれこれ変更。
最終的にこの形になりました。GT1030のヒートシンクの下にNF-A9を設置。
横とか前とか後ろとかいろいろ試してみたけど、やっぱ下からが一番冷える。
なんかもう最初からファンついてるGPU買えよって感じですよね。
でも最初から付属してるファンってうるさいイメージが・・。
なので、今後もファンレスGPUを購入して、Noctuaファンで冷やす方針な予定です。
アップにした図。
この配置でPC1週間ほど使って、温度のMAX値がCPU42度のGPU51度となりました。
これなら夏でも大丈夫そうな感じ。ファン関係は当分入れ替えなくて良さそう。
次はいよいよCPUの買い替えですね。
現状は性能面でほとんど不満が無いので、買い時がなんとも悩ましい。
どうしようかなぁ。
てっきり問題はノクチュアのファンのカラーかと思ってしまいましたw
でもまあ確かにノクチュアのファンは高性能ですけどファン一つに4000円はさすがに高すぎますし、しかも同じ形状のファンを他のメーカーがノクチュアより安く出してきていて、それでもノクチュアが今のところ性能はいいですけど、それも体感できるほどもないですし、そう考えると倉葉さんが言うようにノクチュアのファンは趣味の逸品ですよね。